東芝、フォルテ社の動作合成ツールを次世代設計フローに採用
Cynthesizerを使用して、マニュアル・コーディングしたRTLに匹敵、あるいはそれを上回る結果を自動生成
カルフォルニア州サンノゼ-<2004年12月13日>-フォルテ・デザイン・システムズは本日、株式会社東芝がフォルテ社のSystemC
動作合成ツールCynthesizerを同社のSystemC設計フローに採用したと発表した。両社は、東芝の民生機器、ネットワーク機器、
コンピュータ市場向け次世代システム・レベルICの開発サイクルを短縮するために、Cynthesizerを導入する複数年契約を締結した。Cynthesizerによる大幅な生産性向上、卓越した結果品質(QoR)、SystemC言語のサポートが、東芝の決定にあたっての決め
手となった。
「複雑なシステム・レベルICの大手メーカーとして、私共は新製品の開発および迅速な量産体制への移行をめざし、常に設計プロセスの向上に努力して参りました。」と東芝 セミコンダクター社 設計メソドロジ技術第一担当 部長の西尾誠一氏は語った。「詳細な評価を行った結果、Cynthesizerを使うことで設計時間を大幅に短縮し、次世代製品を実装することが可能であるということがわかりました。これにより、さらに高性能で複雑な先端技術を提供することができ、その技術を利用してお客様のニーズに対することができると判断しました。フォルテ社は、私共の次世代設計フローに対する考え方を共有するのに最もふさわ
しい企業であり、またその考えに対応する製品を提供していました。」と述べた。
フォルテ社の社長兼CEO Jacob Jacobsson氏は、「このような電子機器業界の大手企業と協力できることを大変光栄に思います。」と述べ、「東芝様の取り組みは、より抽象度の高いレベルでの設計への移行という確固たる流れを示すものであり、明らかにCynthesizerが最適な動作合成ツールであるということです。」と語った。
高い抽象度、設計時間の短縮、結果の向上
フォルテ社のSystemC動作合成ツールCynthesizerにより、設計チームは大容量かつ複雑な電子機器が必要とする高品質な結果を、従来のRTL設計手法においても要求されていた短納期で達成することが可能です。抽象度を高め、Cynthesizerを使用することで、高品質なRTLコードを自動的に合成することができ、それにより数百万ゲートのSoCおよびASICを生成、実装するために必要な時間を大幅に短縮することができます。さらに、Cynthesizerを使って記述される高位レベル設計モデルは、手書きのRTLと比較して通常の25-50分の1以下のコードサイズで設計意図どおりの仕様を記述することが可能で、こうしたコードサイズの削減により、検証およびデバッグにおいて大幅な生産性の向上がもたらされます。
Cynthesizerは、動作モデル用に開発されたテストベンチをそのまま使い、すべてのRTLインプリメンテーション候補を迅速かつ自動的に合成および検証することができる現在利用可能な唯一の動作合成ツールです。この他に類を見ない機能により、より早い段階で検証を開始することができ、また検証環境の再利用により全体的な作業量を削減することが可能になります。さらに、SystemCをサポートすることにより、Cynthesizerは標準言語に対してツールの可搬性を保証するという市場の要求にも合致しています。
高位レベル設計用SystemC
システム・レベル設計においてデ・ファクト・スタンダードとなっているSystemCは、ビット精度、並列処理、タイミングなど、ハードウエアを記述するために必要な機能をCおよびC++に追加するC++クラス・ライブラリのオープン・ソースです。また、SystemCは、専用のコンパイラやその他の専用ツールを必要とせずにすべてのCおよびC++をサポートする唯一の高位レベル設計言語です。C++クラス・ライブラリを活用することで、SystemCのハードウエアの抽象度を、どのCまたはC++デザインにも簡単に導入することができ、SystemCは世界中のエンジニア25,000人以上にダウンロードされており、40以上のEDA製品がこれをサポートしています。
フォルテ社製Cynthesizerについて
フォルテ社のCynthesizerは、高位レベルのアルゴリズムから高品質のRTL設計を自動生成することにより、複雑なチップやシステムの製造に必要となる時間を大幅に短縮します。Cynthesizerはその品質に妥協することなくシリコンで実証済みの実績があり、その結果は多くの場合マニュアル・コーディングしたRTLを上回ることができます。また、Cynthesizerは合成、検証、協調シミュレーションを含む完璧な環境を設計者に提供する唯一の動作合成ツールであり、60以上の設計で使用され、世界中で多くの大規模システムや半導体メーカーにおいて実設計に使用されています。
フォルテ・デザイン・システムズについて
フォルテ・デザイン・システムズは抽象度の高い設計を可能にするソフトウエア製品を提供する先端企業である。フォルテの革新的な動作合成技術により、設計チームはASIC、FPGA、SoCを使ってアルゴリズム・デザインから複雑な電子システムを開発し、設計および検証に要する時間を大幅に短縮することができる。フォルテ本社住所は以下のとおり。100
Century Center Court, San Jose, CA
95112詳しくはフォルテのホームページhttp://www.ForteDS.com/を参照。
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